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リノベーションする?リフォームする?どっちにすべき?

リノベーション

今まで住み続けた家を、さらに長く、快適に住んでいくうえで、思い切ってリノベーションにすべきか、それとも部分的なリフォームにすべきか、悩む方は少なくありません。また、新築ではなく中古物件を購入して住むことに決める際、比較的すぐに決めたという方でも、今の間取りを生かしてとりあえずリフォームだけして住んでみて決めるか、初めからリノベーションすべきか、という点で悩む方は多いようです。

リノベーションにすべきか、それともリフォームにすべきか、どのように判断すれば良いのでしょうか?

1.リノベーションかリフォームか悩む人続出!

どちらにすべきか決める前に、どんな理由で悩んでいるのかをハッキリさせておくことは役立ちます。悩む方の原因となっている点をいくつか取り上げてみましょう。

■コストと工事期間の違いが悩みの種

部分的な修繕や設備機器の交換などのリフォームに比べ、大掛かりな変更を加えるリノベーションは、場合によっては倍近くコストがかかってしまうかもしれません。そのため、家を一新したい、間取りを変えたいとリノベーションを望んでいるものの、コストを抑えるためには、リフォームにしておくべきかもしれないと思い、悩んでしまうというケースは少なくありません。

特に中古物件を購入した場合は、購入費用がかかってしまうため、リフォームやリノベーションにどれだけ費用をつぎ込むべきかで総予算が大きく変わってしまうかもしれません。また出来るだけすぐに住み始めたいと思っている場合も、工事期間が長くなるリノベーションを躊躇してしまい、工事期間の長さの違いで悩むケースもあります。

■どちらが解決策になるかが分からない

単純に家が古くなった、設備機器の寿命がきたという場合は、リフォームで取り替えることが解決策になると分かりますが、今の家の問題点や不便な部分を解決するために、またより住みやすくするためには、どちらが適しているのか分からないという方もいらっしゃいます。

例えば、キッチンが使いにくいと感じている場合、単純に最新のキッチンに替えるだけでも収納力がアップしたり、調理スペースが増えたり、機能が良くなることで使いやすくなるかもしれません。反対に、キッチンそのものは同じものでも、間取りや導線、まわりの収納力などを変えることで使いやすくなる場合もあります。問題点は分かっているのに、解決策がどちらにあるのか判断がつきにくい場合もあります。

2.リノベーションかリフォームかどうやって決める?

では、原因が分かったところで、どんな点を検討すれば答えが見えてくるのでしょうか?

■悩んだ時に比較すべきポイントとは?

●設備機器と内装材の耐用年数を考える!

5~10年でリフォームが必要になる内装材に対し、10~15年で交換が必要となる水回りの設備機器、構造部分のリフォームが必要なのは15~20年と、それぞれ時期が異なるため、単純にコストのみを比較してリフォームを選ぶという場合は注意が必要です。必要になる度にリフォームをしていると、1度でまとめて行うリノベーションの方が実はコストを抑えられていたということもあります。
リフォームかリノベーションかを決める場合は、今気になる部分だけで考えるのではなく、家全体で考えましょう。それぞれの耐用年数をもとにしたリフォームプランとライフプラン、10~20年分ぐらいを立てていると便利です。
例えば今は、床のリフォームだけで充分と思っていても、2・3年後にキッチンをやり替える時期がくるのであれば、LDKをまとめて、間取りや導線も考慮に入れたリノベーションを行う方がコストも効率も良くなります。また、コストという点ではリフォームやリノベーション費用だけでなく、ランニングコストも含めて考えましょう。設備機器を変えるだけでなく間取りや、断熱などの構造部分からのリノベーションを行うことで、光熱費が抑えられコストダウンが図れることもあります。

●ライフスタイルや家族構成の変化の有無を考える!

家族が増える、減る場合には、部分的なリフォームよりも、部屋数を変えたり、家族が集まるリビングの広さを変えたり、二世帯にしたり、リノベーションする方が効果的かもしれません。
しかし、家族構成に大きな変化が無い場合や、特にライフスタイルに変化を加えたいと思っているのではない場合は、リフォームで充分使いやすく住みやすくなる場合もあります。特に、ご年配の方の中には、せっかく住み慣れた家で長く過ごせるようにと、場所を変えずに住むことを選んだにも関わらず、リノベーションで家を一新したことで、自分の家ではないような居心地の悪い環境になってしまい逆効果になったというケースもあります。家族構成と、そこに住む人達それぞれがどんな暮らしを求めているかも考慮にいれましょう。

■プロの意見も参考にする!

リフォームやリノベーションは、表面から見えない部分、構造部分や設備機器の劣化に応じて必要な時もあります。そのため、リフォームで充分と思っていてもプロの視点からリノベーションが必要なことを知らせてくれるかもしれません。また、リノベーションすべきベストな時期も教えてくれますし、問題の解決策がどこにあるかも教えてくれます。無駄な費用や、無駄な工事になってしまわないために、プロの意見を聞くことも重要です。まずは、どちらが良いか相談してみましょう。

その点で、リノベーションもリフォームも、どちらも行える会社に依頼すると安心です。リノベーションを専門としている会社は、すぐに大掛かりな工事を勧められるかもという心配に、反対にリフォームを専門としている会社は、リノベーションの経験が少なく提案が少なかったり、デザイン性や構造部分など広い視野での工事が不安になったりする可能性があります。しかし、両方に携わっている会社であれば、必要な工事を提案してくれるだけでなく、リノベーションの場合も、プラン力や経験があり安心して相談出来ます。

また、今はリフォームでもいつかリノベーションをする予定があるなら、テイストを合わせておくことや、リフォームでやりすぎ無い事など、リフォームからリノベーションまで1社で一貫して施工を行うことも出来ます。リフォームとリノベーションの良い所取り、プチリノベーションで解決してくれるというメリットもあります。

3.まとめ

今住んでいる家に住み続けるため、中古物件を買って住んでいくために、リノベーションをすべきなのか、もしくはリフォームで良いのかを悩む方は少なくありません。
悩む際には、家や設備機器の寿命、またランニングコストも含めたうえでコストを比較すること、ライフスタイルや家族構成の今、そしてこれからの変化を考えたうえで決めましょう。どちらにせよ、プロ目線での解決策やプランの提案はより良い家づくりをするために役立ちます。リフォーム・リノベーションどちらも得意なプロに相談することも重要です。

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